をはる日記

感じたことを、感じたままに。

心地悪さのなかに

心が波立つような文章がすきです。


言葉の一つ一つを、噛みしめるように。

読み進めるほどに

心がざわつき、緊張するような、

深呼吸して前を向きたくなるような。



巷の自己啓発書やスキル本のように、

軽く体をなぜるものではなく、

古典や小説のように、

体にぶつかり、こころを震わせるもの。





そこに共通して描かれるのは、

「問い」なのではないでしょうか。

私たちが知らずに通り過ぎているもの、目を背けていること、

それらに光を当て、その存在を問い、明らかにしようとすること。



だからこそ心はざわつき苛立ち、

心地よくないけれど、

私たちはそこに、自分にとっての答えを探そうとします。




思うに私たちは、安易に答えを求めすぎてしまうのではないでしょうか。

情報があふれ人があふれ、

どこに正しさを求めればいいのか分からなくなってしまった時に、

拠り所を求めるのはしょうがないことです。 

だって怖いもん。


でもそれでも、

その恐怖に立ち向かい、

問いを定め、深め、調べ、答える、

その過程にこそ人間というものが現れ、

私たちは磨かれるのかもしれません。




であるなら、私は常に問うていたい。

常に問うて、考え、進み戻り進む、

そうやって日々を噛みしめながら生きてみたいですね。




まずは本を読もうかな。